Front Matter(フロントマター)とは、Markdown ファイルの先頭に YAML(ヤムル)形式で書かれる「メタデータ」のことです。記事の本文とは別に、以下のような情報をまとめて管理できます。
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title: "記事のタイトル"
date: "2025-05-12"
tags:
- React
- Next.js
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# ここから本文…
特徴・メリット
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記事のメタ情報を一元管理 タイトルや公開日、カテゴリ/タグなどを本文ファイル内にまとめて書ける
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プログラムから読み込みやすい gray-matter のようなライブラリを使うと、YAML 部分だけを簡単にパースして取得できる
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静的サイト生成で活用 getStaticProps や getStaticPaths で front-matter の値を使い、一覧表示や動的ルーティングに利用できる
仕組み
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ファイルの最初に --- を書く
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YAML 形式で key: value のペアを並べる
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最後にもう一度 --- を書いて本文開始を示す
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title: "サンプル記事"
date: "2025-05-01"
tags:
- チュートリアル
- JavaScript
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ここからマークダウンの本文…
使いどころ
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ブログ記事の タイトル/日付/タグ
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ページごとの レイアウト設定(例: layout: post)
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カスタムフィールド(例: author: "山田太郎", draft: true)
Front Matter を活用すると、Markdown 単体で コンテンツと設定情報をひとまとめに管理できるため、特に静的サイトジェネレーターで重宝される手法です。